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子供の視点

みなさま
 本年の卒論生で、大人と異なる子供の行動について研究したいという二人組がいます。現在作成中のアンケートを配布したなら、その結果を協力してくれた方々にフィードバックしたいとのこと。その簡便な手段として、Blogを使ってみようということになりました。
 うまくいくといいのですが。

 今後にご期待ください。

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学問・資格」カテゴリの記事

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☆卒業研究アンケート☆
研究内容:「子供の視点」について
槙ゼミ4年の田邉、市村です。
小さなお子様をおもちの保護者の方々に、以下の5項目について
伺っています。
①家の中で見られる子供ならではの行動をとったことがある場  所、またそこでの行動はどんなものでしたか?     
②屋外で見られる子供ならではの行動をとったことがある場所、またそこでの行動はどんなものでしたか?
③商業施設、スーパーなどの建物内で子供ならではの行動をとったことがある場所、またそこでの行動はどんなものでしたか?
④子供が楽しんでいた空間はどこですか?室内、屋外どちらでも。また、どんな点が子供にとって良かったと思いますか?
⑤他に気づいたことや大人と違った子供ならではの行動があればどんなことでも自由にお答え下さい。

今後、お答え頂いた内容を随時 載せていきます。

投稿: 研究室 member | 2008年7月15日 (火) 17時13分

槙ゼミ4年の田邉、市村です。
大変遅くなりましたが、アンケートの解析結果が出ましたので、お知らせ致します。
2つの解析を実施しました。一つは場所ごとに子ども達の行為を整理し、もう一つは場所を特定せず、行為だけを見てグルーピングをしました。
1.場所別に見られる行為
場所ごとにどんな行為が見られるかを分類しました。
テーブルの下にもぐり込む、衣料品の隙間やカートの荷台にもぐり込むというように、場所が異なっても同じような特徴があれば似たような行動を誘発する場合もあるようです。ジャンプなども室内でも屋外でも商業施設でも見られる行動です。それらの場所はジャンプしたくなるような特徴を持っているのだと考えました。
大まかな場所で遊びが変わるのではなく、それぞれの場所の特徴によって行為がほのめかされているのであって、室内に特有な行動、屋外に特有な行動というのも、それぞれに固有の特徴があるから起こると解釈できそうな結果が得られました。
(1) 室内
室内では、家具を子どもなりに遊び道具に仕立てたり、ものの特徴によりほのめかされたりして、それが危険に繋がってしまうことがあるようです。

ソファ・・・立ち上がってジャンプ、頭からダイビング、逆立ちをするなど
キッチン・・・扉を全て開ける、炊飯器やポットの水蒸気をさわる、ガステーブル、炊飯器、トースターのスイッチを触りなど
リビング・・・テーブルの周りを走り回る、テーブルや椅子の下にもぐりこむなど
お風呂場・・・浴槽の中でふざけてすべる、泡泡にして遊ぶ、水の掛け合いなど
トイレ・・・便器の水をさわろうとする、1人で入り中から鍵を閉める、おもちゃや置物など便器に流すなど
(2) 屋外
屋外では、公園の遊具を本来の使い方や、自分なりにアレンジした遊びで楽しんだり、遊びに夢中になって周りが見えなくなってしまい、それが危険に繋がってしまうこともあるようです。

滑り台・・・上から砂やボールを転がす、階段に登りながら後ろを振り向き片手を離す、うつ伏せで手を伸ばして滑るなど
ブランコ・・・乗っている人の前に行く、飛び降りる、乗らずにグルグル回して遊ぶなど
道路・・・ 歩道の一段高くなっているところを上ったり下りたりする、マンホールを踏む、マンホールの穴に指を入れるなど
水溜り・・・わざと入る、中に入り足をバシャバシャ、入って遊ぶ、泥団子を作るなど
横断歩道・・・止まれのマークに足をピッタリ合わせて立つ、白いラインからラインへジャンプする
自転車・・・車輪を見ながらペダルを手で回す、タイヤの中に手を入れるなど
(3) 商業施設など
商業施設などでは、商業施設ならではのモノが遊び道具になったり、大人の真似をしたりすることがあるようです。

スーパー・・・カートの下の段に座る、カゴの中の商品を清算前に食べてしまった、カートに乗って遊ぶ、鮮魚コーナーの鏡に自分の顔を写す、手の届く商品を積み上げるなど
エレベーター・・・ボタンを必ず押す、手がどこまで届くかボタンの上に手を伸ばして確かめる、ジャンプするなど
エスカレーター・・・一人で乗りたがる、一段跳ばしで上がり下りする、身を乗り出すなど
衣料品売り場・・・ハンガーに吊るしてある洋服の間に隠れた、売り売り物の下をくぐる、商品陳列台の下や、棚の間に隠れる、試着室に隠れるなど
ファミレス・・・呼び出しボタンを勝手に押す

1.で解析した結果を基に、家具としても、子どもの遊具としても機能する家具のデザインを検討します。

2.似たような行為をグループにして以下のようにまとめました。そのグループにどんな繋がりがあるかを検討し、題名をつけました。
☆解析は、KJ法で行いました。KJ法とは、出されたアイデアや意見、または各種の調査の現場から収集された雑多な情報を1枚ずつ小さなカード(紙キレ)に書き込み、それらのカードの中から近い感じのするもの同士を2、3枚ずつ集めてグループ化していき、それらを小グループから中グループ、大グループへと組み立てて図解していきます。こうした作業の中から、テーマの解決に役立つヒントやひらめきを生み出していこうとするものです。

遊び方のアレンジ・・・頭を下にして滑り降りる、うつぶせで手を伸ばして滑る、子供たちで連結して滑る
冒険・・・・・・・・・上の段からジャンプ、坂をゴロゴロ転がる、鳥などを追い掛ける、高いところに登る
バランス・・・・・・・畑と道の境のコンクリートを平均台のように歩く、花壇の縁を歩く、階段になっていない脇の部分に乗る、少し高くなっている所を歩きたがる
自分のルール・・・・・色の違う床の上を決めた色の上だけ歩く、歩道のタイルに合わせて突然歩幅を狭めて歩き出す、白いラインからラインへジャンプ
手や物を入れる・・・・穴に指を入れる、自転車の車輪に手を入れようとする、ドアの隙間に手を入れる、枝や石を入れる
自分でやりたい・・・・カートを自分で押す、パンやコロッケを自分で取りたがる、全てのボタンを押したがる
感触を確かめる・・・・冷凍の棚の氷をガリガリ触る、手すりベルトを触って遊ぶ、ガスコンロを触る、炊飯器やポットの水蒸気を触る
ものまね・・・・・・・牢屋といってガタガタ揺らす、ソファに座ってお茶するふり、買い物カートに足を掛けゴミ収集車ごっこ、基地に見たてて遊ぶ
夢中になり周りが見えない・・乗らずにぐるぐる回して遊ぶ、カートを回転させる、車道に飛び出す、勢いよくドアを開けたり飛び出す
対抗心(友達に負けたくない)・乗っている人の前に行く、他の子が漕いでいるときに近づきぶつかりそうになった、ブランコに乗れないとき座る板を持ち上げて揺らそうとする
水の感触を楽しむ・・・水たまりに入り足をバシャバシャする、水の掛け合い、排水の溝に入って歩く、お風呂の蓋に登り水遊び
隠れる・・・・・・・・鍵をかけてかくれんぼをする、下に隠れる、商品陳列台の下・棚の間・試着室・ハンガーにかかっている洋服の間に隠れる
中が気になる・・・・扉を開け中を物色、扉を全て開ける
ぶら下がる・・・・・つり革にぶら下がる、バス停の標識に登りぶら下がる、扉取っ手にぶら下がる
スリルを楽しむ・・・背もたれの方の脚2本のみを支えにしてゆらゆらする、花壇と花壇の間に手と足をかける、座りながらグラグラさせる
自然と触れ合う・・・鯉にえさをやる、アリの巣を見つけて掘る、虫を探す、花を摘む、虫の観察、草花をちぎる、小枝やきれいな葉っぱを拾う、石を拾って集める

今後は、別の地域でアンケートを行い、より多くの行動サンプルを集めたいと考えます。その結果を含めてグループピングし直し、大人と異なる子どもの行動を整理して示したいと思います。
また、行動観察によって、地域によって行動に違いがあるのか、それは環境のどんな特徴と結びついているのかなどの点について検討していきたいです。

投稿: 研究室member | 2008年11月12日 (水) 18時25分

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